nutanix

Yusen Travel

NUTANIXを採用してVDI環境を拡充

構築に要した時間は従来手法の約1/6 安定したパフォーマンスで顧客サポートを支援

業界

旅行業 / 各国航空船舶会社の代理店業 /損害保険代理店業 / 両替業

導入前の課題

  •  従来手法による旧VDI環境では設置からVDI提供まで3ヵ月以上が必要
  •  システムのどこにパフォーマンス低下の原因があるのか切り分けが困難
  •  システムパフォーマンスの確認など日々の運用も多忙

ソリューション

  •  Nutanix Xtreme Computing Platform

導入メリット

  •  サーバ、ストレージがワンボックスのNUTANIXを使い2週間でVDI提供開始
  •  VDI基盤として必要な機能をまとめることで高く安定したパフォーマンス
  •  従来と同様のVMware社管理製品群を利用でき、運用体制の見直しも不要

企業概要

郵船トラベルは、海外業務渡航、団体、クルーズ、テーマ旅行、インターネット商品等を取扱い、スタッフの豊富な経験と知識によって、きめの細かいサービスと高品質で付加価値の高い商品を提供。海外出張や視察・研修ツアーなどの「業務渡航」を中心に、郵船グループならではのクルーズ客船を利用した「クルーズ」商品や34年以上も多くのファンを持つ「海外ハイキング」「音楽・美術ツアー」など、他の旅行会社とは違った特色のある高品質な商品を提供し続けている。

導入の背景:24時間365日の顧客サポート体制をVDIで実現

業務渡航は多くの法人顧客を抱え、業務渡航を中心にビジネスを展開してる。旅行前の旅券や宿泊先の手配だけではなく、渡航中の支援にも抜かりはない。海外渡航中の急なスケジュール変更にも即座に対応できるよう、24時間365日のサポート体制を整えていると、郵船トラベル株式会社 情報システム部の嵯峨 一樹氏は言う。

「業務渡航のニーズは多岐にわたっており、サポート窓口だけで解決できない場合もあります。その際には、担当部署の者に連絡を取り、直接対応させていただきます」

渡航先から帰国日の変更などを迅速に行なうためには、顧客のニーズを理解している担当者と連絡が取れるだけではなく、いつでも業務に必要なシステムにアクセスできる環境を整えておく必要がある。しかも各航空会社のシステムにログインしてこれらの手続きを行なうには、個人ごとに発行されたIDやパスワード、電子証明書のインストールなどが必要となるため、自分のデスクトップ環境を使えるようにしておかなければならない。

こうした背景から同社では、リモートアクセス環境やリモートデスクトップの整備に長年取り組んできた。しかしリモートデスクトップを利用するためには自席のPCを起ち上げておく必要があるなど、制約も残っていた。そこで同社が2013年に実施したのが、VDI環境の構築だ。多くの従業員にスムーズに展開され、より多くのユーザをVDIに収容すべくVDI基盤の拡張も検討され始めた。

「そこに加わったのが、BCPの観点です。時間や場所を問わず自分のデスクトップを使える環境が整っていれば、出社できない状況であっても業務に当たれます。そのためには、すべてのVDIが東日本のデータセンタに集約されている状況は好ましくないため、VDI基盤拡張を機に離れた場所に分散させる計画がスタートしました」

郵船トラベル株式会社 情報システム部の美間 賢一郎氏は、今回のプロジェクトの背景についてそう語ってくれた。

機器設置からVDI提供までの時間がNUTANIXの採用により1/6に

新たに用意されるVDI基盤は、西日本のデータセンタに設置されることが決まった。問題は、使用する機材の選定だった。BCPが重要とはいえ、東日本のVDI基盤と同等のものをもう1セット西日本に用意するのは冗長すぎるうえに、コスト面でも見合わない。頭を悩ませているときに、システム部門の他の担当者から聞かされたのがNutanix Xtreme Computing Platformの名前だった。

「NUTANIXは、低コストで短期間にVDI環境を構築できる、まさに今回のプロジェクトにぴったりの製品でした。東日本のデータセンタでVDI環境の構築までを行ない、その後に西日本のデータセンタに移動して再設置する予定だったので、ワンボックスにまとまっていることも魅力的でした」

NUTANIXの当初の印象について嵯峨氏はそのように振り返る。未経験の製品ジャンルに不安も感じたというが、マクニカネットワークスを通じて借り受けたテスト機を使った検証などを経て、確かな手応えを感じたことが最終的な決め手になった。

「実際に構築にとりかかって驚いたのは、運用開始までの時間がとても短いこと。従来の手法では機器の設置からユーザにVDIを渡すまでに3ヵ月以上かかっていましたが、NUTANIXでは設置から2週間後にはユーザが自分のデスクトップを使い始めていました。実に6倍以上の違いです」

特に大きな違いは、機器の設置からVDI構築までに必要なシステムの検証時間がないことだと、美間氏は言う。従来手法ではサーバとネットワーク、ストレージを個別の製品として購入するため、設置したのちにシステムとして正常に稼働するかどうかの検証を念入りに行なう必要があった。しかしNUTANIXはサーバとストレージが初めからセットで提供されるため、設置後すぐにVDI環境の構築に取りかかれるのだ。

「ワンボックスにまとまっていることで、機器の設置スペースも少なくて済むのも嬉しいポイントですね。データセンタのラックスペースを最小限に抑えれば、ランニングコストの低減にもつながります」

嵯峨氏はそうも語る。実際、西日本で新たに契約したデータセンタでは、1/4ラックというもっともコンパクトなプランを選択している。

「従来の手法では機器の設置からユーザにVDIを渡すまでに3ヵ月以上かかっていましたが、NUTANIXでは設置から2週間後にはユーザが自分のデスクトップを使い始めていました。実に6倍以上の違いです」
郵船トラベル株式会社
情報システム部
情報システムチーム
システム コンサルタント
美間 賢一郎

 

従来と同じ管理負荷でより高いパフォーマンスを獲得

2014年8月から、NUTANIXを使ったVDI基板は稼働を開始した。各チームから数名を新環境に移行し、東日本のデータセンタか西日本データセンタのどちらかが被災して使えなくなったとしても、チームの誰かは業務に当たれる環境を残すことができるよう配置を工夫している。運用開始直後から、NUTANIXを採用したことによる効果は数々感じられると美間氏は語る。

「たとえば以前の環境では、パフォーマンスが日によって大きく変動していました。速度が遅いという問い合わせが来るたびに、ボトルネック探しをするのが日常的な光景になっていました。しかしNUTANIXでは、そのような原因のわからないパフォーマンス低下がありません」

パフォーマンスの高さは、日々の運用でも実感できるという。たとえばVMを移動させるvMotionに要する時間は、旧環境の10分の1程度。クローニングやバックアップも10分の1に満たない時間で完了するという。初めてバックアップ操作を行なった際には、予想よりはるかに早く終了したため異常終了を疑ったほどだと、美間氏はその印象を語る。このようにパフォーマンスが高く、ハードウェアの構成としては従来とは大きく異なるNUTANIXだが、運用管理の手法は従来のVMware基盤となんら変わらないというのも大きなポイントだ。運用体制を変える必要はなく、普段の管理には使い慣れたVMware vCenterやConnection Serverを使える。

「今後、VDIを拡張するとしたら、もう従来の手法で構築することは選択肢にも入らないでしょう。それくらい使いやすく、安定したパフォーマンスを見せています。今後はVDI環境をより使いやすくするため、ユーザ側のインターフェイスにも工夫をこらしたいと思います。社内からの要望もあり、既にタブレットを使った業務の検証もスタートしています」

嵯峨氏はこれからの展望についてそう語り、希望者を募ってiPadの利用検証を行なっている段階だと教えてくれた。郵船トラベルのスタッフがタブレットやVDIを使い、世界を飛び回る日本のビジネスマンをサポートする。NUTANIXが縁の下から、それを支えていく。

 

Nutanixは、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。Nutanixのエンタープライズ向けクラウドプラットフォームは、オンプレミスのインフラストラクチャーの特性である優れた予測性能やセキュリティそして管理機能とともに、パブリッククラウドが持つ俊敏性と経済性そしてシンプルな運用性能を提供します。Nutanix のソリューションは、Webスケール技術とコンシューマーグレードなデザインによって、サーバー、仮想化機能、そしてストレージを、耐障害性能に優れたソフトウェア・デファインドなソリューションとして統合することで、あらゆるアプリケーションをどのような規模でも稼動させることができます。